2014/01/28 出産後の前抱っこは、骨盤周りの回復を遅らせる

産後の○○とか、産後の骨盤とか、「産後」というキーワードがそもそも世の中に浮上してきたのは、5~7年くらい前です私が「産後」に特化して仕事をし始めた頃は、全くと言っていいほどありませんでした。

長女を出産したのが2001年。それから、3~4年たったとき(2005年とかだよね)にネットで検索したりしても、産後のカラダにアレコレ言ってる人はいなかった。

 

産後のカラダケア自体、何故 今は必要で、昔は無かったのか???という所に注目すると、昔と今の生活スタイルや便利グッズの進化にあるような気がします。

 

和式から洋式スタイルに発展したり、バリアフリーになったり、とっても便利な育児家事グッズがたっくさん開発されたり、便利が故に 筋肉を使わなくとも、楽に動けるようになってきております。

 

昔は、産後のカラダの回復には、歩くことや、和式でのトイレで踏ん張ること、畳の床スタイルからの立ち上がり動作や、部屋の中のあった段差によって足をあげる動作といった、日常生活がとっても役立っていたんです。

 

便利グッズでいくと、「前抱っこ紐」の弊害。赤ちゃんの首がすわったら おんぶ紐や抱っこひもを装着すると とても便利ですよね。顔も見れるし安心だし。

 

妊娠中は、お腹の重みで前に骨盤が倒れて、腰が反ります。よって、腰椎を圧迫して 腰痛に悩まされますが、産後もこの腰の反りが引き続くと腰痛は消えませぬ。

 

産んだらすぐに戻るわけでなく、出産後は骨盤の前傾(腰の反り)をゆっくりと正しい位置に戻してあげないとなりません。(自然の力で多少は整いますけど)

 

そこで現在の、重心が前にきてしまう前抱っこ紐は、妊娠中と同じ姿勢。本来ならば、反りが緩和されてくるのですが、前抱っこの重みのせいで、腰に更なる負担を与えます。(赤ちゃんもどんどん重くなるしね)

 

昔はおんぶだったので、後ろに重心も移り、それに伴い、反っていた骨盤も、自然に正しい位置に調整されていたんです。

 

産後のカラダ回復には後ろおんぶが最適。前抱きだと足も思うように上がらないしね。というわけで、家事中はおんぶ紐での抱っこをオススメしています。

 

文責:谷藤里絵