2014/04/24 お兄ちゃんなんだから。お姉ちゃんなんだから。

2人目以降の育児では、

「お兄ちゃんなんだから」

「お姉ちゃんなんだから」

これ、わりと有名なNGワードですね。

 

「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」

「もうお姉ちゃんなんだからできるでしょ」

「お兄ちゃんのくせに!」

「お姉ちゃんがそういうことしたら妹もマネするでしょ」

 

・・・私もうっかり使ってしまうこともあるけれど(;゚д゚)・・・

 

これがNGな理由は、ズバリ、理不尽だからです。

子供だって、「好きでお兄ちゃんになったわけではないのに!」「私だって妹と同じお母さんの娘なのに」と思うわけです。納得がいかないわけです。ずるい!弟ばっかり!妹ばっかり!となるわけです。

 

このセリフの背景には、お母さんの「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はこうあるべき」「〇才はこうあるべき」という、思い込みからくる「(こうある)べき思考」が潜んでいます。言い換えれば、自分の理想に近づけようとする子供への期待です。その期待を「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」という一言で片づけてしまっても、子供はまったく理解できません。そして、理解できない子供は「ああ、僕は(私は)ママから嫌われてるんだ」と間違った認識で自分を納得させてしまうのです。

 

 

と、今日は子育ての話がしたいのではなく・・・(笑)

 

 

この、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」

は、「自分が長女でこれを言われてずっと嫌な思いをしてきたから、子供には絶対言わない!」と意識している母親は多いようです。

 

とーこーろーが!

 

「母親になったんだから頑張らなくちゃ」

「私はお母さんだから我慢しなくちゃ」

「母親だから、仕方ないよね」

 

って、自分には使っちゃっていませんか?

 

「お母さんはこうあるべき」という「べき思考」で、自分自身を追い込んでいませんか。

または、「母なんだから~~」と周囲に言われ、「私はダメ母ね」と落ち込んでいませんか。

 

もちろん、出産後は自分より子供のことを優先してお世話をしないといけない。母としてやらなくちゃいけないこと、我慢しなくちゃいけないことはたくさんあります。

でも、自分の中の完璧な母像を目指して「あれも」「これも」と無理し過ぎてしまう、頑張り過ぎてしまうのは危険です。周囲に協力してもらうことだってできるはず。なんでも一人で完璧に・・・というのは、とても難しいことです。「完璧じゃない=ダメ」なんてことはあり得ません。未経験&未学習の試験でいきなり100点をとるなんて、無理でしょう?

 

もし、母であることに少し疲れてしまう時があったら、一度自分の中の「母はこうあるべき」が本当にそうあるべきなのか?「他のお母さんはみんな・・・」は、本当にみーんなそうなのか?自分の常識、思い込みを疑ってみてくださいね。

 

そして、自分に対する「お母さんなんだから」もNGワードとして意識してみてください。

 

文責:郡山恵子